■ はじめに
「大胸筋(だいきょうきん)」というと、スポーツ選手やトレーニング好きな方が鍛える筋肉というイメージが強いかもしれません。
しかし実は、日常生活の動き・姿勢・肩こり・猫背など、私たちの体を支えるうえでとても重要な筋肉です。
今回は、大胸筋の「動き」と「体への影響」についてわかりやすく解説します。
■ 大胸筋とは?
大胸筋は、胸の前面を覆う大きな筋肉で、鎖骨・胸骨・肋骨から上腕骨(腕の骨)につながっています。
主に、腕を前に出したり、内側に引き寄せたりする動きに関わります。
🔹 大胸筋の主な働き
・腕を前に出す動き(屈曲)
物を押す・抱える・腕を前に伸ばすときに使われます。
・腕を体の内側に寄せる(内転)
胸の前で手を合わせるような動作です。
・腕を内側にひねる(内旋)
ドアノブを回す・服をたたむなど、日常動作にも使われています。
つまり、大胸筋は「押す」「抱える」「引き寄せる」など、ほとんどの上半身動作の主役と言っても過言ではありません。
■ 大胸筋が硬くなるとどうなる?
デスクワークやスマホ操作などで前かがみ姿勢が続くと、大胸筋は縮んだまま硬くなってしまいます。
すると、次のような悪影響が現れます。
・肩が前に出て巻き肩・猫背になる
・肩甲骨の動きが悪くなり肩こり・首こりを引き起こす
・呼吸が浅くなり疲れやすい・集中力低下につながる
・背中の筋肉が弱まり、姿勢バランスが崩れる
このように、大胸筋が硬くなると「見た目」だけでなく「機能面」でも不調を起こします。
■ 大胸筋をほぐす&動かすメリット
・ 姿勢が整う
胸が開き、肩の位置が正しく戻るため、猫背改善に効果的です。
・肩こり・首こりの軽減
肩甲骨が動きやすくなり、血流が改善します。
・ 呼吸が深くなる
胸郭(きょうかく)が広がり、自然と深呼吸しやすくなります。
・ 見た目が若々しくなる
胸が張ることで、姿勢も良くなり印象アップにつながります。
■ 簡単!大胸筋ストレッチ
・壁ストレッチ
壁に手をつき、体を反対方向にひねるようにして胸を開く。
→ 胸の前が伸びるのを感じながら10〜15秒キープ。
・タオルストレッチ
タオルの両端を持ち、背中側へ引くようにして胸を開く。
💡ポイント:
「背筋を伸ばして胸を張る」だけでも、日常的に大胸筋を意識できます。
■ 整骨院での大胸筋アプローチ
つくも整骨院 土気院では、猫背や肩こりの方に対して、
大胸筋の硬さをゆるめ、肩甲骨の動きを取り戻す施術を行っています。
・手技による筋肉のリリース
・ハイボルトなどの電気施術で筋肉の深層までアプローチ
・ストレッチ・姿勢トレーニング指導
大胸筋を適切にケアすることで、自然と姿勢が整い、肩こりや疲れの改善にもつながります。
■ まとめ
・大胸筋は「腕を動かす・姿勢を支える」重要な筋肉
・硬くなると猫背・肩こり・呼吸の浅さの原因になる
・ストレッチ+整骨院での調整で、姿勢と呼吸を改善できる
胸を開くことで、体も気持ちも軽くなります。
「最近猫背が気になる」「肩が重い」という方は、
つくも整骨院 土気院の姿勢・筋バランスチェックをぜひ体験してみてください!
















